後継機のPT-5を先にご紹介してしまいましたが・・・。
PT-4は金融端末リボンで、通帳や帳票をプリントアウトするのに使用されます。
TM4とも呼ばれております。また、FACT-VというATMでも使用されております。
変な格好をしておりますが、出っ張り部分は全てインク壺になっており、ここからインクを使用したリボンに対してインクを足していく方式がとられています。
リボン自体も13.4mmというこの機種のみの幅になっており、長さも2.2mと短いものになっております。
通常のリボンのインク量ではすぐに薄くなってしまいますのでインクを足してライフを長くしています。
通帳を打つため、印字圧が非常に高くなっており、従来の継ぎ目のあるリボンでは溶着部分が切れてしまいますので、シームレスリボンという継ぎ目がなく輪になっているリボンを使用します。この2.2mのシームレスリボンを製造できるのは日本に1社しかありません。
このリボンの巻き替えは、インク壺に規定量のインクをつぎ足すことから始まり、細かいリボンカスを掃除し、輪になっているリボンを使用しますので全て手作業になります。
打ち出す相手が通帳ですので、かなり気を遣って作業しております。
弊社は、このリボンをまともに再生できるごく少数のメーカーのうちの1社になります。
だんだんとPT-5への移行が始まっておりますが、ATMでも使用されておりますので、毎日かなりの量を巻き替えます。(数量につきましては内緒です)
普段何気なく記帳されている通帳ですが、こんな裏話もあるというご紹介でした。
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